個人の自立と成長を支援し
思いやりのある社会づくりに貢献する
元気な会社(社風)づくり」のお手伝い
「私の会社(組織)に元気がない、どうやったらEQで元気になりますか?」
私たちは、毎日のように経営者の方や管理職の方からこのような相談をいただきます。そんなときは逆に「皆さんの会社(組織)では挨拶をされていますか?」「おはよう!ありがとう!の言葉が飛び交っていますか?」とお聞きしています。
この質問にほとんどの方は「えっ!? 何か関係があるんですか……?」と絶句されます。
組織を元気にする方法は、世界中のビジネスパーソンが最も知りたいことの一つでしょう。
組織という人の集団を元気にするには、制度や仕組み作りも大切ですし、その運用が「決め手」でもあります。
しかし、いくら素晴らしい仕組みを作って徹底的な運用管理を実行しても必ずしもうまくいくとは限りません。なぜなら、その仕組みを考えるのも、運用するのも「人」であり、その対象も「人」だからです。
人には感情があります。
組織となれば複数の人々の感情があり、それぞれの感情の間には距離が存在します。
私たちは、その距離を「こころの距離」と表現しています。
制度や仕組みが機能するためには、組織を構成する人たちのこころの距離を近くし、お互いのこころが理解しやすく、考えも伝わりやすいこころの距離が大切になってきます。
こころの距離が遠い会社や組織では、どんなに素晴らしい制度や仕組みを導入しても元気にはならないものです。
「元気な組織」のヒントは「こころの距離」にあります。
私たちEQでその距離を縮めるお手伝いをすることで、「元気な会社(職場風土)づくり」のお手伝いをしていきたいと考えています。
私たちの役割
私たちは10年前に「こころの知能指数」といわれるEQ(感情能力=Emotional Intelligent Quotient)に出会い、EQ理論の提唱者のピーター・サロベイ、ジョン・メイヤー両博士の協力を得て、EQ事業を始めました。主な事業はEQ理論と検査システムEQI(Emotional Intelligent Quotient Inventory)の活用で、日本の各企業を対象に職場風土の改革、組織開発や人材育成プログラムの実施などを中心に活動をしてきました。
最近では企業だけでなく、大学をはじめ学校などの教育関係、病院など医療・介護関係の皆様からもたくさんお話を頂いております。また、中央官公庁や自治体の方々に向けての研修や講演の機会も増えてきました。
大学生はキャンパスやアルバイト先での人間関係に悩み、主婦の方は夫婦の関係や子育て、子供さんとの接し方などにEQが使えないかと、企業のみならず個人の方々からもたくさんお話をいただいております。
私たちはそういう方々とお会いする中で、EQを活用して社会生活の中でおこっている人間関係などの悩みをわかりやすい形で整理し「こころの距離」というテーマで解決できないかと考えています。
こころの距離を近づけるためには、積極的にEQアプローチ(相手との感情のギャップを近くする行動)する人はもちろんですが、そのアプローチを受け止め、それを返す側の協力が重要かつ大切だと思っています。
数あるビジネス書では、上司や管理職など【アプローチする側】に対する上手な誉め方・励まし方・叱り方がテーマになっています。もちろん大切なテーマです。
しかし、私はこころの距離を語るにはアプローチされる側、誉められた方、励まされた方、叱られた方の【受け止め手側】の協力なくしては成立ないと思っています。
受け止め手の返し方こそがこころの距離を近づける鍵だと思っています。
社会生活においてみなさんもご経験されていると思いますが、誉めるのも励ますのも勇気とエネルギーがいります。叱るに至っては、我慢と忍耐も加わる大仕事です。
その大仕事の結果が逆効果になってしまっては、あまりにも悲しいではありませんか。そう考えれば、受け止め手側の返し方がいかに重要で大切かおわかりいただけると思います。
こころの距離はお互いの協力と共同作業ではじめて実現できるのです。
私たちは、自分の感情を知り、相手の感情を知る力を鍛えることによって人材育成のお手伝いをさせていただくことを目的としています。
ビジネスのみならず、社会生活を楽しく、幸せな日々を送るにあたり「こころの距離」を十分に理解し活動を行っていくことが、個人にも会社にも社会にもとても必要なことであり、私たちの役割であると考えています。