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EQとは?

EQとは誰もが持っている能力

EQとは「今の感情の状態」を認識し、それをコントロールする能力

自分の「今の感情の状態」を認識しコントロールすることで、対人コミュニケーションをうまく保つことができる 自分の「今の感情の状態」を認識しコントロールすることで、対人コミュニケーションをうまく保つことができる

EQという言葉を聞いたことがないという人も、実は日常生活の中でしばしばその能力を発揮しています。

提唱者のサロベイ、メイヤー両博士は、
「人の態度や物言いなどのあらゆる言動は、その時々における自分自身の感情の状態に大きく左右されている。したがって、このことを意識してうまく利用することができるのは1つの能力であり、この能力は誰もが備わっているもの。だから、適切な訓練によって、その発揮能力を高めることができる」
と説いています。

つまり、自分の「今の感情の状態」を認識し、それをコントロールすることができれば、自分にとって適切な行動を取ることができるし、前向きな感情を生み、前向きな行動を作り出すことができるのです。

また、相手の「今の感情の状態」を認識することができて、相手に対して配慮できる言動をとることができれば、対人コミュニケーションをうまく保つことができるのです。

EQは決して難しい理論ではありません。
何気なく過ごす日々の中で、誰もが必ず使っている能力を整理した理論です。

そして、EQ開発は、いつでも、どこでもできるのです。

EQとは開発できる能力

EQとは誰でも持っている能力ですが、自分の現状を知ることはきわめて大切です。
自分のEQを意識することで、すでに開発プロセスに入っているといっても過言ではありません。

人のあらゆる行動は「感情」に影響を受けています。
また同時に、行動することで「感情」を変えることができます。

わたしたちは誰でも行動にクセを持っていますが、この多くは感情のクセから出たものです。
行動を意識して習慣づけることができれば、マイナスに左右しがちな感情のクセをプラスに変えることができるのです。

そのために必要なのは、感情のクセを矯正するための「型」を知ることです。

武道や茶道などには基本となる型があり、繰り返すことで基本の型が身につき、それに自分のスタイルやオリジナリティが生まれてきます。
感情もそれと同様に、型を身につけて、何度も繰り返すことで、習慣化することが大切です。

日常生活の言動や行動を変え、感情の型を身につけていくことで誰もが自らEQ能力を高めることが可能なのです。

 

›› EQは伸ばせる能力

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EQは伸ばせる能力

コミュニケーションに課題がある人は、EQに問題がある

コミュニケーションなどで行き詰まりを感じているなら、自分で自分に質問をしてみましょう コミュニケーションなどで行き詰まりを感じているなら、自分で自分に質問をしてみましょう

EQは人の感情を認識することから始まり、最終的に効果的な行動をとることで完結されます。
この間、わたしたちは4つのサイクルをたどり、それぞれの状況にあわせてEQの構成能力を発揮しています。

しかし、それらはほとんど無意識のうちに、また瞬時に行なわれるため、たとえば「いま、自分は『感情の利用』の段階にいるな」などと実感することはまずありません。
このため、対人関係がうまくいかず悩んでいるような人でも、いったい何が原因で、どうしたらうまくいくのかはなかなか分からないものです。

実は、同僚などとの対人関係や部下へのマネジメント、周囲とのコミュニケーションなどで行き詰まりを感じている人には、「感情の識別」から始まる4つのEQサイクルのうち、いずれかの能力、あるいは複数の能力に問題があるケースが多いのです。

もし、自分はあまり周囲とのコミュニケーションがうまくいっていない、あるいは、部下の動かし方が分からない、上司との接し方が分からないといった悩みをお持ちなら、自分で自分に以下の質問をしてみてください。これだけでも、自分はEQのどの個別能力を発揮していないのかが分かります。

「自分は、相手がいま、どんな気持ちかを識別しているだろうか」

「相手が、自分をどう見ているかを感じ取っているだろうか」

「目的のために、自分の感情を適切に利用しているだろうか」

「相手の立場に立って考え、相手に共感しているだろうか」

「相手がどう感じるかを先読みし、先手を取る言動ができているだろうか」

「自分の感情に振り回されることはないだろうか」

わたしたちは感情の動物です。感情そのものの生成を止めることはできません。
しかし、それらの感情を、目的の達成のために利用することはできるのです。

それを意識的に行なう能力がEQであり、そのための個別能力がEQを構成する4つの能力なのです。

どうしたらEQを伸ばせるのか

EQは後天的に高めることができる能力です EQは後天的に高めることができる能力です

EQは誰もが生まれながらに持っている能力です。
ただ、その度合いには個人差があるのも事実です。そのため、周囲と上手にコミュニケーションをとれる人がいる一方で、人によっては周囲とのディスコミュニケーションを生じることになってしまうのです。

また、EQは遺伝などの先天的要素が少なく、後天的に高めることができる能力です。
サロベイ、メイヤー両博士も述べているように、EQは教育や学習、訓練などによって高めることができます。
IQは先天的な要素が大きく、努力しても伸ばすには限界があるといわれていますが、EQはそうではありません。日常生活のなかに適切な訓練を組み入れ、それを行なうことで伸ばすことができるのです。

EQを高める第一歩は、「EQというのは能力であり、EQを発揮することは自分の能力を発揮することだ」という意識を持つことです。

「自分はいま能力を発揮しているのだ」と考えることが出来れば、「相手はいまどんな気持ちだろうか」と意識的に相手の感情を識別するようになりますし、相手に共感したり、自分をモチベートしたりすることにも積極的になります。

そして次に大事なことが、自分のEQを知ることです。
EQは基本的に

・「感情の識別

・「感情の利用

・「感情の理解

・「感情の調整

という4つの個別能力を循環的に発揮することで機能しています。

これらの個別能力は緊密な関連を持ち、常に互いを補完し合うように連繋して動いています。
自分の感情を識別できなければ、それを利用することもコントロールすることもできませんし、他者の感情の原因やその後の変化を類推できなければ、適切な働きかけを行なうことは困難です。

つまり、適切にEQが機能するためには、EQを構成する4つの能力がバランス良く発揮されることが重要になります。
自分のEQを知るとは、この4つの能力がどのようなバランスになっているかを知るということです。
ぜひ、EQI(EQ検査)を通じてご自身や会社組織全体のEQを測定してみてください。

その理解を通じ、EQを成長させることで、多くの良い変化を生む第一歩を踏み出すことができるのです。

 

›› EQ理論提唱者からのメッセージ

社会/教育におけるEQの役割

社会におけるEQの役割

学校教育や企業の教育によって社会全体でのEQが高まります。

教育におけるEQの役割

学校教育における先生の役割。子供の教育などにEQがどう役立つか?

 

EQ理論とは ~感情能力の4つのブランチ

EQ理論は、EQグローバルアライアンスの研究開発顧問のピーター・サロベイ教授とジョン・メイヤー教授によって提唱されました。その中でEQという能力は4つのブランチ(パート)に定義されました。

EQ理論

EQの4つのブランチ

感情の識別感情の利用 感情の理解感情の調整という4つのブランチを開発することにより、個人が感情をうまく使いこなすことが可能になります。

 

ブランチ1 感情の識別

相手の感情を理解し、それに対し自分に生まれた感情を正確に理解する能力です。

ブランチ2 感情の利用

理解した感情に対し、自らの思考や行動を助けるための感情を生み出す能力です。

ブランチ3 感情の理解

感情が生み出された原因や特性を理解し、次に生まれる感情を予測する能力です。

ブランチ4 感情の調整

自らと相手が求むべき結果が得られるよう、感情を思慮深く調整し行動へと繋げる能力です。

 

EQとは、本来自分が持っている知識やスキルを最大限に発揮するために必要な能力なのです。
本人のテクニカルスキルがいくら身についていたとしても、それらを発揮できなければ宝の持ち腐れです。

それらを発揮させるための土壌(基本スキル=EQ)として感情開発が必要であり、個人の能力を組織のチカラに変える第一歩なのです。